ちいさい盆栽と苔玉

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2017/06/22 11:49

昨年の秋から冬にかけて作った苔玉です。
左は、斑入りヤブコウジに黒龍白竜を寄せ植えたもの。
お正月用に毎年作っています。
右は、チェカーベリー。
秋冬に真っ赤なリンゴのような実をたわわにつけていました。
こちらも秋になると、せっせせっせと作ります。

冬の間、外でやわらかな日差しをいっぱいにうけて、春になって苔が青々としてきました。
作ってすぐの苔玉の苔は、これからがはじまり。
植わっている植物の生長とともに苔もむくむく生長します。
青々となるまでには、時期によって数週間~数か月かかる気の長いはなしですが、鮮やかな緑の玉はとても美しいものです。
自分の手で育てたものは、喜びもひとしお。

植わっている植物も、お手元に届いた時から、季節が変わり、年を越し、どんどん変化して生きてゆきます。
前の年と全く同じ、ずっと同じすがた、ということはありません。


白いつぼみがついています。
下向きにつりさがるようにつきます。
花が咲きうまく夏を越しましたら、これが赤い実になってゆきます。
実のつき方もきっと去年とはちがうはず。



2年目の苔玉は、植物も苔も全くさまがわり。

今年はどんな風になるのだろうか見ている時間が楽しいと、思っていただけると嬉しいのです。